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高速度鋼

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高速度鋼

高速度鋼の説明

日本語 名詞 高速度鋼（こうそくどこう） 工具鋼の区分の一つで、タングステンやモリブデンなどの合金元素添加と熱処理によって高い硬度を持たせた鋼。切削加工の刃として用いると、他の工具鋼よりも高速で切削できる。高速度工具鋼。ハイス。 株式会社日本電気製鋼所は名古屋市熱田に工場を有し目今二噸、五噸各一基の電気炉を用いて高速度鋼を製出し居れり（中外商業新報「本邦鉄鋼業の現勢」）〔1917年〕 だが高速度鋼のカッターは、鋳物を、ナイフで大根でも削るように削る。（葉山嘉樹「海に生くる人々」）〔1926年〕 すなわち工具が著しく改善されて高速度鋼から超硬合金に移行すると同時に、工作機械も進歩して高速回転が可能となつたので（科学技術庁「昭和37年版科学技術白書」）〔1962年〕 翻訳 英語：high speed steel, high speed tool steel 註

高速度鋼（こうそくどこう、high-speed steel、「ハイス」とも呼ばれる）は、工具鋼における高温下での耐軟化性の低さを補い、より高速での金属材料の切削を可能にする工具の材料とするべく開発された鋼である。高速度工具鋼 (high-speed tool steel) とも呼ばれる。「ハイス」の呼称は、「ハイスピード・スチール」が縮まったもので、また、HSSと略記される。

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