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轆轤の説明

日本語名詞轆轤 (ろくろ　異体字表記:轆䡎) 回転運動を利用する装置の総称。円形の陶磁器、木工品、金工品を成形するときに使用する台。轆轤台。「轆轤鉋」の略。重いものの上げ下ろしに使用する滑車。万力。車井戸の上部の横木に取り付け、縄をかけて釣瓶（つるべ）を上下するための滑車。大型和船の艫（とも）やぐらの内部に付け、帆、荷物、碇（いかり）などの上げ下ろしに用いる船具。唐傘の中央の部分の骨を束ねている所で、唐傘の開閉に使用する仕掛け。発音(?) ろ↗くろ、ろ↘くろ、ろ↗くろ↘ 類義語絞車関連語複合語: 轆轤鉋、轆轤木、轆轤錐、轆轤首、轆轤座、轆轤細工、轆轤師、轆轤台、轆轤っ首、轆轤縄、轆轤袴、轆轤挽き、轆轤目、毛轆轤、手轆轤翻訳中国語名詞轆轤（lùlu　簡体字:辘轳）井戸で水をくみ上げる際に用いる定滑車。ウィンチ。

轆轤（ろくろ）は、回転する構造を持つ各種の装置。滑車を利用して重い物を吊り上げたり引いたりするための人力万力。小型のものは車地（しゃち）、滑車のみのものは飛蝉（とびせみ）という。大型和船の艪屋倉で用いられた帆、伝馬船、錨等の揚げ降ろしをするための装置。木工や陶芸に用いられる回転式の器械。轆䡎（䡎は車偏に戸）とも書く。陶芸用のものは陶車ともいう。本項で詳述。木工用のものは、原始的な旋盤そのものであり、綺麗な回転体を削り出すことができる。陶芸用のものは回転可能な円形の台で、回転軸は台に直交し円の中心を通る。その上に粘土をのせ、台を回しながら粘土に手指を当てると、回転の中心から手指の位置までを半径にした綺麗な円を形作ることができ、それの連続体として綺麗な回転体が成型できる。