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寓する

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寓する

寓するの説明

日本語 動詞 寓する (ぐうする) (自動詞, 文章語, 古用法) 仮住まいする。仮寓する。 1904年、井上円了「西航日録」ボンベイ着後、ただちに三井物産会社支店長間島氏の宅に入り、数日間これに寓し、もって新年を迎えたり。 1924年、永井荷風「下谷叢話」江戸に還って後また四方に出遊し居所常に定まらず、晩年に至り武州大里郡吉見村冑山の豪農根岸氏の三余堂に寓すること一年あまり、慶応四年三月二十四日に没した。 (他動詞, 文章語) ある意味を間接的に表現する。寓意する。仄めかす。 1923年、永井荷風「十日の菊」題して『十日の菊』となしたのは、災後重陽を過ぎて旧友の来訪に接した喜びを寓するものと解せられたならば幸である。 1943年、柴田宵曲「古句を観る」新衣に更うるに当って脱ぎ捨てた著物は、已に多少襟垢がついている。作者はこの襟垢を以て、すがすがしい新衣に対照せしむると同時に、旧衣に対する愛著の情を寓するものとした。 活用 註

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