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謝する

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謝する

謝するの説明

日本語 動詞 謝する (しゃする) (他動詞, 文章語) 感謝する。～について感謝の言葉を述べる。 1950年、中谷宇吉郎「国際雪氷委員会のことなど」この総裁演説の最後で、チャーチ博士は、過去十五年にわたる会員たちの協力を謝し、そして勇退を声明した。後任は瑞典のアールマン教授になった。 1958年、柳宗悦「民藝四十年」そのため本文の取捨や順次、のみならず挿絵の世話、校正その他凡ての事務一切を浅川さんの配慮に委ねた。それ故同姉がいなかったら、決して上梓の運びには至らなかったであろう。心から謝する次第である。 (他動詞, 文章語) 謝罪する。謝る。 1924年、芥川龍之介「三右衛門の罪」三右衛門はやはり目を伏せたまま、やっと噤んでいた口を開いた。しかしその口を洩れた言葉は「なぜ」に対する答ではない。意外にも甚だ悄然とした、罪を謝する言葉である。 1940年、太宰治「酒ぎらい」そのソバカスも、点々と散らして画いた。可愛い顔である。私は、そのハガキをＷ君に送った。もし、間違っていたら、ごめんなさい、と大いに非礼を謝して、それでも、やはりその画を、お目に掛けずには、居られなかった。 (他動詞, 文章語) ことわる。謝絶する。 1915年、森鴎外「魚玄機」陳は翌日詩を得て、直に咸宜観に来た。玄機は人を屏（しりぞ）けて引見し、僮僕に客を謝することを命じた。 (他動詞, 文章語) 去る。離れる。 1913年、永井荷風「梅雨晴」唖々子は今年六月のはじめ突然病に伏して、七月十一日の朝四十六歳を以て世を謝した。 (自動詞, 文章語) （花が）落ちる。散る。 1943年、牧野富太郎「植物記」これらは大抵皆ツバキ持ち前の花の型を有してその花弁の底が相連合しているから、花が謝する時はそれがボタリと地に落るが、中にはチリツバキと称して花弁がバラバラになって散るものもある。 活用 註

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