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供する
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供する
供するの説明
日本語 動詞 供する (きょうする) (他動詞, 文章語) 供物として捧げる。供える。神事などで犠牲・生贄として使う。 1889年、井上円了「欧米各国 政教日記」宗派異なればその名目また異なり、ヤソ教の祭式に一杯のブドウ酒と一片のパンを神前に供し、読経祈請の後、これをヤソの血と肉なりといいて衆人に配与することあり。 1930年、高楠順次郎「東洋文化史における仏教の地位」それで毎年マホメット教の祭の時には牛を殺すのであるが、その殺す前に意地悪く、これを今夜殺して犠牲に供するのであるといってインド人の町を牽いて歩いて皆に犠牲になる牛を見せるのであります。 1931年、喜田貞吉「奥羽地方のシシ踊りと鹿供養」その行事としては、その熊を祭場に引き出し、その前にてアイヌの第一の嗜好物たる酒を供して神を祭り、結局ここに盛大なる歌舞宴楽を催すのである。 (他動詞, 文章語) (「犠牲に供する」の形で、神事とは無関係に一般的に)ある目的のために代わりとして何かを駄目にする。犠牲にする。 1910年、大隈重信「余が平和主義の立脚点」今の武装的平和の今日、国際道徳の個人道徳よりも低き今日、我が国民の世界を第一位に置くため、我が民族の発展のために、また来るべき大平和の時代を迎うるがために、時と場合に依っては小平和を犠牲に供するのは当然である。 1925年、江戸川乱歩「心理試験」彼はナポレオンの大掛りな殺人を罪悪とは考えないで、寧ろ讃美すると同じ様に、才能のある青年が、その才能を育てる為に、棺桶に片足をふみ込んだおいぼれを犠牲に供することを、当然だと思った。 1934年、岡本かの子「仏教人生読本」しかし犠牲に供せられる植民地や属国の農民達こそいい面の皮です。私はこんな政策を不当と思います。 (他動詞, 文章語) 提供する。渡す。差し出す。 1914年、夏目漱石「私の個人主義」しかし当人はどうあろうともその結果は社会に必要なものを供するという点において、間接に国家の利益になっているかも知れない。 1920年、石川三四郎「土民生活」そして謙遜なる土民の鍬と鎌とを借りて、地は彼等に平和と衣食住とを供するであろう。 1934年、服部之総「志士と経済」客には常に酒肴を供し、時に舞妓を召んで大騒ぎもし、日常生活はむしろ贅沢だったとある。 (他動詞, 文章語) 役立てる。使う。 1924年、谷崎潤一郎「痴人の愛」男の児が中学で幾何や代数を習うのは何の為めか、必ずしも実用に供するのが主眼でなく、頭脳の働きを緻密にし、練磨するのが目的ではないか。 1927年、菊池寛「「小学生全集」について」曾て、自分は「小学童話読本」八巻を編輯した。清新にして健全なる童話を精選して、児童の読物に供するつもりであつた。 1947年、野村胡堂「奇談クラブ〔戦後版〕」大正の末頃、彦根屏風が上野の美術館でたった一日だけ展観に供された時、二人の若い美術学生があの屏風の前に立って、朝から夕刻まで、全く食わず呑まずに、文字通り一寸も動かずに頑張って、主催者側を、持て余さしたり、驚嘆さしたりしたことがあります。 活用 関連語 御供する(おともする) 註
Unicode検索結果 - 供する
数値文字参照
供 供
URLエンコード(UTF-8)
%E4%BE%9B
URLエンコード(EUC-JP)
%B6%A1
URLエンコード(SHIFT_JIS)
%8B%9F
ユニコード名
CJK UNIFIED IDEOGRAPH-4F9B
一般カテゴリ-
Letter, Other(文字,その他)
数値文字参照
す す
URLエンコード(UTF-8)
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URLエンコード(EUC-JP)
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ユニコード名
HIRAGANA LETTER SU
一般カテゴリ-
Letter, Other(文字,その他)
数値文字参照
る る
URLエンコード(UTF-8)
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URLエンコード(EUC-JP)
%A4%EB
URLエンコード(SHIFT_JIS)
%82%E9
ユニコード名
HIRAGANA LETTER RU
一般カテゴリ-
Letter, Other(文字,その他)