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任じる

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任じる

任じるの説明

日本語 発音 (東京) にんじる [nìńjírú] (平板型 – [0]) (東京) にんじ​る [nìńjíꜜrù] (中高型 – [3]) IPA(?): [ɲ̟ĩɲ̟d͡ʑiɾɯ̟ᵝ] 動詞 任じる (にんじる) (他動詞) 職務に就ける、任命する。 1932年、柳田國男「地名と地理」歴史を読む者の誰でも知っているのは、鎌倉の幕府の主要なる政略の一つは、全国の荘園に地頭を置いて、主として自分の配下の武士をこれに任じたことであった。 1941年、吉川英治「梅里先生行状記」九ツの時、将軍の家光から光の一字をもらい、十三で右近衛権中将に任じられていたが、その官位人爵もおかしくないほど、どことなくおとなびても来、また人品もそなわって来た。 (他動詞) ～だと自負する。 用法 「～を以って（自ら）任じる」や「～として自ら（を）任じる」の形が多い。1913年、内田魯庵「斎藤緑雨」下司な所為は決して做なかった。何処の家の物でなければ喰えないなどと贅をいっていた代りには通人を気取ると同時に紳士を任じていた。 1941年、三木清「読書遍歴」ベートーヴェン通をもって任じていた久保氏が来てから、私たちの仲間では音楽を語ることが盛んになった。 1950年、坂口安吾「肝臓先生」それまでの先生は、特に呼吸器病の医者として自ら任じていた。呼吸器病の侵略たるや、日本に於ては風土病かの観を呈し、あたら有為の人材が業半ばに吐血して去り、まさに亡国病たるの惨状である。 活用 類義語 任ずる 翻訳 註

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