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人種

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人種

人種の説明

日本語 名詞 人 種（じんしゅ） 皮膚の色などの身体的特徴で人間を分類したもの。 1928年、新渡戸稲造「民族優勢説の危険」欧洲の諸国を見渡しても、如何なる国でも人種的に統一された純粋な所は一もない。故に我々の系図の中に朝鮮人や支那人の入っているのを寧ろ誇とする時代が来るであろう。 1941年、吉田甲子太郎「負けない少年」北アメリカ大陸の北はずれ、北極海にのぞんだアラスカのお話です。この地方には、エスキモーという人種が氷の原に雪小屋をつくって、住んでいます。 行動の原理や傾向が似通った人たち。特定の気質を持つ人たち。 1930年、野村胡堂「踊る美人像」一座の客は、柳糸子を取り巻いて半円を描きました。皆んなで六人、半分は女優で、半分は男、金と智慧には困ったことの無いような顔をして居る人種ばかりです。 1946年、坂口安吾「堕落論」小林秀雄は政治家のタイプを、独創をもたずただ管理し支配する人種と称しているが、必ずしもそうではないようだ。 関連語 民族 翻訳 語義1 英語：race 朝鮮語 名詞 人種（인종） （日本語に同じ）人種 ベトナム語 名詞 人種（nhân chủng） （日本語に同じ）人種 中国語 名詞 人種 (簡): 人种 (ピンイン:rénzhǒng　注音符号:ㄖㄣˊㄓㄨㄥˇ) （日本語に同じ）人種 註

人種（じんしゅ、英語：Race）とは、ヒトの分類の概念。以下の意味を持つ。 現生人類を骨格・皮膚・毛髪などの遺伝的・形質的特徴によって区分した人の自然的な集団を指す。生物学的な区分（四大人種）としてネグロイド（黒色人種群）、コーカソイド（白色人種群）、モンゴロイド（黄色人種群）、オーストラロイド（黒褐色人種群）などがあり、しばしばホモ・サピエンスの亜種に相当すると見なされるが、近年は人種主義的であるとの批判もあり、それへの反論も提出されるなど議論が続いている（後述）。英語 raceの日本語訳語でもある。この場合の「種」は生物学的な種（species）とは異なるが、日本語では同じ漢字表記なので留意する必要がある。また1844年頃に成立したとされる『随筆百草』には「亜伊能（アイヌ）人種」という用例がある。 人を地位、職業、環境などによる生活習慣や気質のちがいによって分けたもの。 血筋。血統。などを意味する言葉である。なお、人種（ヒトの分類）という概念は意味のない虚構であるとする考え方もある。 日本には古くから「人種」という言葉があったがヒトを分類する意味はなかった。ヒトの分類の概念が「人種」に当てはめられるようになったのは西洋文化の多く入ってきた江戸末期からだとされる。日本では以下の様な文献に使われている。 人類のたね。人類の元となるもの。始祖。また、人類。日本語としての用例は古く、1358年頃に成立したとされる「神道集」に「神明国を守る時は、人種繁昌し天下迸れり」とある〔法苑珠林‐一〕玉塵抄（1563）などにも用例がある。 その場にいる人数。また、役に立てられる人数。人材。落窪物語や平家物語に用例がある。以下、本項ではヒトの分類の意味での人種について扱う。

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